生かされて

〜仕事後更新します〜

内容(「BOOK」データベースより)
1994年、ルワンダ。隣人が、友人が、殺戮者と化し大鉈・ナイフを手に、「皆殺し」を叫ぶ!小さなトイレに身を隠し神との対話だけを力に、奇跡的に生き抜いたツチ族女性の世界を震撼させる恐怖と感動の手記。


この本は友だちに聞いて、ずいぶん前に読んだ本です。報復の悪循環を断ち切るというテーマとも通じます。厚い本ですが、映画を見ているような感じで一気に読んでしまいました。
普通の人間なら決して相手を許すことができない状態の中でなぜ相手を許すことが出来たのかを考えてみました。その一つは信仰の力だと思います。そして事実を振り返りそれを文字にして、相手を「許す」と書いているうちに相手を許すことができるようになったのだと思いました。            言葉で「許す」と書いたことで自分の考えを「許す」方向へ持っていくことができたのだと思いました。著者もこの本を書くことで苦悩の中から希望の愛の世界に飛びたてたのだと思いました。原書のLEFT To Tellという題名が心に訴えています。

生かされて。